先日、平日に休みをもらって、北野天満宮の梅苑に行ってきました。
春も間近というところで、どんどん過ごしやすい天気になってきましたね。私もなんだかそわそわしだして、すぐそこまで来た桜の季節を待ちきれず、そういや梅の名所には行ったことないなあということで、思い立って京都まで足をのばしてきました。
烏丸にある「麺匠 たか松」で腹ごしらえ
梅田から阪急に乗って烏丸へ。本当は友人とご飯を食べる予定だったのですが、急きょ一人でラーメンを食べることにしました。
阪急烏丸駅から5分程北に上がったところにある、「麺匠たか松」というお店へ。本来はつけ麺が有名なお店のようですが、期間限定メニューがあったので、そちらを頂きました。
老舗の蔵出し味噌らぁ麺 800円
京都の老舗味噌屋さんとコラボした、上品な味の味噌ラーメンで、スープはみじん切りにした玉ねぎの食感も楽しめる、ホッとするような味でした。角切りチャーシュー、白髪ねぎ、半熟玉子に唐辛子のトッピングも主張が強くなくバランスが良かったです。久しぶりにこんなにおいしい味噌ラーメンに出会いました。
麺匠 たか松 営業時間: 11時~22時45分 L.O. 年中無休 https://tabelog.com/kyoto/A2601/A260201/26019002/
昼間も休みなくずっと営業しているのがいいですね。
いざ、北野の梅苑へ
さて、四条烏丸から市バスに乗って20分程で北野天満宮へ。ビルも少ないので、ひとりバスに揺られてのんびり行くには持ってこいのところです。
北野天満宮のバス停を降りるとすぐに大きな鳥居があり、参道に続いています。本堂に行く手前に梅苑の入口がありました。平日なのにかなりの客入りです。観光客もいれば、主婦と思しき方々、ベテランの方々もいて、混んではいますがどこかのんびりとした雰囲気です。
梅苑はご覧の通り、満開を迎えていました!苑内にはかなりの品種が植えられているみたいで、1月下旬から咲き始め、3月の下旬まで楽しめます。そのため、エリアによっては咲いていないところもありましたが、全体としては今週末~来週末くらいが見ごろなのかなあ、と思います。
桜と比べると小ぶりでかわいらしい花が咲き乱れています。濃いピンクから淡いもの、そして白い花まで、いろいろな品種があり、飽きさせません。
梅園の奥には御土居と言われる、豊臣秀吉が作った土塁の跡があります。江戸時代にはこのあたりだけではなく、京都の街を取り囲むように作られていたようです。こちらには枝がしだれた梅が咲いており、とても雰囲気がありました。
北野天満宮 梅苑公開 期間: 1/23(土)~3/15(火) 時間: 10時~16時最終入苑 入苑拝観料: 大人 700円 小人 350円 http://kitanotenmangu.or.jp/lp_4.php
北野天満宮は勿論、菅原道真を祀った天満宮で、彼が梅を愛でていたようなのですが、豊臣秀吉が好んで梅を植えたということもあって、現在に至る梅の名所となったようです。歴史を学んでいくと知らないこともたくさん出てきます。
天満宮の至る所に梅が咲く
梅園は入園料が必要となりますが、北野天満宮への参拝は無料です。梅苑は圧巻ですが、天満宮の建物との組み合わせもまたこれが素晴らしいんです。
天気にも恵まれ、本当に心が洗われるような、美しい眺めです。三光門は歴史を感じさせる出で立ち。この門には何やら不思議な装飾が刻まれているようなのですが、そこまで見ていませんでした。残念。
本殿は唐破風が美しいですね。赤い壁というのも珍しく、とても荘厳な感じがします。
菅原道真は学問の神様ということで、今年もたくさんの受験生の方々がお参りに来たのでは、と思います。私も7年前の大学受験の時にはお参りに来ました。苦い記憶ではありますが、それも今の糧になっていると思えば、それはそれで良い思い出です。
楼門を出るまで梅の花が見送りをしてくれるかのように、絶え間なく咲き誇る姿は本当に美しかったです。背の低い木が多く、それを覆うように花をつけるんですね。京都の風物詩をまた一つ味わうことが出来ました。
隣に人がいて、ゆっくりと見て回るのも勿論いいのですが、たまには一人の時間を作って、思いのままに歩き回るのも、とても楽しいものです。どんどん心が洗われていくような、そんな気分に浸りながら、北野天満宮を満喫しました。
とてもおすすめです。
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