皆様、ご無沙汰しております。アブラハムです。2017年はどんな年だったでしょうか。個人的には、今年はSecret Sphereのライブのチケットを買っていたにも関わらず、会社のイベントで参戦できなかったのが心残りです。
今年もメタルやハードロックを数多く聴いてきました。最近はAmazon Musicの恩恵も受けて、例年以上に多くのアルバムを聴けた気がします。いい時代になりましたね。今年はその中から、印象に残った10枚を2回に分けてご紹介します。
頑張るプログレメタル、力の弱かったメロハー
今年は若手のプログレメタルの台頭もあり、ドラマティックな力作が数多く出てきました。ただ、一方でメロハー、ハードロック系で食指の動く作品が少なかったですが、その中でも頑張った作品がいくつかあります。
10. Babel / Soul Secret
今年1番楽しみにしていたプログレメタルの作品です。前作「4」が圧倒的な構成力と展開で、文句なしの名盤だったのですが、今作もその世界観を維持した力作でした。楽曲が少し大人しくなったのが残念なところではありますが、総合的には大満足な1枚です。
MVはキワドイですね。笑
9. Wildness / Wildness
年末にようやく現れた、メロハーの新星です。期待していたH.E.A.Tが微妙だったので、メロハーは今年はきついなあ、なんて思ってましたが、彼らがやってくれました。キラキラメロハーをベースにしながら、アメリカンな楽曲もある幅の広さに加え、パワフルなボーカルが非常に高品質で素晴らしいです。
新人というのがなんとも頼もしいです。来年はEclipseの新譜も出る予定なので、スウェーデンのメロハーシーンはさらに勢いがつきそうです。
8. Magic / Serious Black
ドイツのメロパワバンド、Serious Blackの2ndです。元Masterplan、Blind Guardian等のメンバーで構成されていることもあり、安定感のある作品で、要所要所にフックのあるメロディーを入れてくるセンスは秀逸です。「Now You’ll Never Know」と「Mr. Nightmist」は特にヘヴィロテしましたね…
個人的にはマスタープランが微妙だっただけにこちらの良さが際立ちました。笑
7. The Source / Ayreon
今作は、ボーカルのチョイスが良すぎてアルバムの出来以上に評価してしまってる感はありますが、音楽性もメタルに近づいているので、メタラーにもおすすめできる作品になっています。ただ、プログレメタルという感じではなく、シンセの使い方とか、メロディラインとかはかなりトラディショナルなプログレなテイストなんですが、それがまたいいんです。
Circus Maximusのマイケルエリクセン、Pagan’s Mindのニルス、Seventh Wonderのトミーの3トップはやばいです。
メタル最強の女性ボーカルはやっぱりこの人です
と言いつつ今回はかなり控えめですが…
6. Apex / Unleash the Archers
歌の上手さ=正義を地で行くバンド、Unleash The Archersの新譜です。しかも何気にかなりのテクニシャン揃いなんですよね。前作「Time Stands Still」が強烈すぎて、期待値もかなり高いものだったのですが、その期待値をギリギリでクリアしてきたのが今作です。ボーカルのブリトニーも前作ほどぶちギレではなく、曲も少し冗長さが感じられましたが、やっぱり歌が上手いと全て許してしまいますよね、って感じの作品です。
バスドラの踏み方が右右左左なのがすごいですよね、普通左右で連打しませんか?
というわけで、10位~6位までをご紹介してきました。こうやってチョイスすると、結構聴くのに疲れる系のアルバムが多いかもしれないですね…
上位は久しぶりにメロスピバンドが並びましたので、Part2も是非ご覧頂ければ幸いです。
それでは、皆様よいお年をお過ごしください。
ピンバック: 2017年のベスト・メタルアルバム10選 Part2 | アブラハムの徒然なるブログ ~Metal Heart~