東南アジア卒業旅行記~第4日・台北・猫空


 

こんばんは、アブラハムです。先日、大学の卒業式がありました。いざ卒業となると名残惜しいですが、前を向いて生きていきたいです。

間があいてしまいましたが、旅行記を続けていきます…

 

2月28日

台北の朝は、早い。前日は深夜に至る長丁場だったのに、8時には目を覚ます。そそくさとホステルの朝食を頂き、早速街へ繰り出す。朝食付きのホステルを選んで正解だった。

 

台北16

 

台北駅は広い。地下にも地上にも複雑に広がっている。まるで戦犯・東急線を抱えた渋谷駅のようだ。MRTへ着くのにも一苦労だ。さらに、いつにも増して人が多い。

2月28日は、台湾人にとっては祝日であり、特別な日である。戦後間もなく、台湾で起きた騒乱で、知識人を中心に多くの命が失われた日。どの国にとっても暗い歴史はあるし、忘れてはならない記憶がある。

 

台北17

 

一同は市内中心部にある二二八記念公園へと向かう。右派政党がフライヤー配りに勤しんでいる。外国人である自分たちにとってはのどかな祝日なのかもしれないが、彼らにとっては大事な1日であるのだろう。

 

台北18

 

ブラスバンドの演奏に耳を傾ける。多くの人が同じように音楽を聴いていた。優しい音楽が続く。

 

台北19

 

程近くにある総統府へと歩く。つい最近、車が総統府に突っ込むという事件が起こったらしく、この日は多くの警察官が記念公園と総統府の周りで警備をしていた。総統府は本当に立派な建物だ。東洋で最も立派な西洋風建築ではないだろうか。レンガの赤が青空に映える。2月28日は本当にいい天気だった。

 

台北20

 

この日は台北の市街地、大事なところを訪れる一日。次の目的地は龍山寺。淡水で行ったところと同じ神様が祀られているはず。話によると、武将・関羽を中心に様々な神様が祀られているということで、幅広いご利益があるそうだ。

 

台北21

 

謎の提灯が置かれている。この下でお祈りをすれば、健康に過ごせるとかなんとか。長蛇の列が出来ている。正直安っぽい見た目なんだが…いやいや、信仰心というものが大事なんだろう。しっかり日本人代表としてお祈りしておいたのでご安心なく。

 

台北22

 

祝日であることも相まって、非常に多くの人出がある。古くからの台湾の廟は、日本のお寺のように広大でもなく、信仰のためだけに来ている人が多いようだ。老若男女を問わず、お香をあげている。

 

昼ご飯を食べる。古そうな、趣のあるような食堂。レストランとは呼べないところ。いろんな料理が出てくるし、どれもおいしい。

 

台北23

 

店の名前的にお粥が有名なのだろうか。この外観で有名店らしい。きっと庶民の味なんだろう。お会計はメデ公とその彼氏のジェフが払ってくれた。いい人たちだ。

ただここで言っておく。ジェフ、この男はかなりの曲者だ。

 

台北24

 

この龍山寺周辺の地区が、元々の市街地であるらしく、古い建物が並んでいて、台湾らしいというか、アジアらしいというか、そんな異国情緒溢れる街並みが続いている。戦前・戦後の日本も、こんな感じの街並みだったのだろうか。もしそうなら、一度住んでみたいと思う。殺風景な東京よりもずっと味がある。

 

台北25

 

この古い建物を利用したエリアがる。剥皮寮というエリア。

 

台北26

 

先進ファッションや台北の歴史を紹介する展示コーナーや、ちょっとしたカフェがあり、静かで落ち着く雰囲気。

 

台北27

 

愛を語り合うカップルもいるではないか。やっぱりここはそういうところなのかもしれない。

 

一通り落ち着いたところで、スイーツを食べに行く。台北はかき氷が有名らしい。

 

台北28

 

てな訳で来てしまった。マンゴーのかき氷は知っていたが、どこかヘルシーな香りのするかき氷である。そしてなんと、俺の天敵、金時豆が入っているではないか!!実は、金時豆が苦手な食べ物トップ5の一角を占めているのであります…

台湾人の手前、食べない訳にもいかず、食べる。金時豆をよけながら。わざわざ豆をかき氷の上に載せる必要があるのかないのかは定かではないが、決してミスマッチ感はない。白玉がおいしい。この発想はなかなかいい。

かき氷で一息ついたところで、もう1つの台北マストスポットへ。

 

台北29

 

そう、故宮博物館。世界四大博物館の1つとして数えられているとかなんとか、話には聞いたことがある。要するに中華帝国から持ってきた財宝の数々が展示されている博物館である。これがなければ毛沢東に全部やられてしまうところだったわけで、この点においては国民党のグッジョブだと言える。2月28日に考えることではないが。

館内は撮影禁止。ドゥイブチー。

我々が想像するであろう中国文化の全てが展示されていると言っても過言ではない。広すぎて、数時間で見て回るような代物ではない。その点ではルーブル美術館や大英博物館と肩を並べるものであるし、1国の展示品だけでこれだけやってしまうのだから、やっぱり中華帝国が世界一だったことも想像に難くない。

ちなみに、この故宮博物館は小さな山を背にするように建てられている。何故かというと、共産党が侵攻してきて美術品を奪っていくかもしれないからだ。山奥深くに隠すことで時間稼ぎになるらしい。だから、実際に展示されているものも、本土から持ち出したものの一部に過ぎない、というのがもっぱらの噂である。。。

 

そして一同は夕食を食べるために台湾を縦断する。

猫空という、ゴンドラでしか辿り着くことのできない秘境へ。お茶の生産地であるらしく、元来は夕食に適した場所ではないらしいのだが、近年は夜景を楽しめるおしゃれな観光スポットとして台湾人の注目を集めているらしい。言っておく、函館の方がきれいだ。

 

台北30

 

個人的にはメデ公が彼氏と夜景を楽しむためにチョイスしたのではないかと考えている。ちょっと卑屈になってきた。

ちなみに断っておくが、メデ公は留学中に最も仲が良かった外国人であり、だからこそ愛をこめてディスっている訳であって、決して個人的恨みがあったりする訳ではないことを、ここで表明しておく。

 

猫空2

 

猫空料理、という訳ではないが、かなり味付けもあっさり目であり、レストラン自体が高級なこともあって、日本人も満足すること間違いなしなレストランであった。ちなみに店員さんも若くてかわいらしい子が多いぞ。ただレストランの名前は忘れたぞ。

 

猫空3

 

夕食後には立派な夜景をバックに、猫空特産のお茶を頂く。

 

猫空4

 

ここで今日の台湾の謎ポイントが到来してしまう。ひたすらお茶葉が多いのだ。日本のお茶を想像して頂いても分かると思うが、ティーバッグ1つで何リットルもお茶が作れてしまう、そんな感じなのだ。

個人的には1杯飲めば十分なのだが、ここでジェフの暴走が始まる。

カップを空けるやいなや、つぎ足してくるではないか!!その優しさ、俺は必要としてない!!しかもお湯がなくなると、店員さんにどんどん頼んでいく。これは今日も帰れないフラグ…

とか思っていると、いつの間にかメデ公がお店からトランプを借りてきている。まさか。

おしゃれなお店、おしゃれな夜景の中、トランプをしてしまうのである…

 

なんと贅沢なことだ。

異国の地で、何十分、いや1時間以上かけて地下鉄とゴンドラを乗り継ぎ、猫空というおしゃれスポットで、素敵な夜景を見に来たはずなのだ。そんなキラキラしたムードの中で、スウェーデンの思い出、自分たちの将来のこと、そして日本と台湾のこれからについて、ロマン溢れる話をするはずではなかったのか。

よりによってなぜ大富豪は世界共通なのか。

1ラウンドが割と長いではないか。

お茶を飲み過ぎるとトイレが近くなるではないか。

 

そういった雑念が頭をぐるぐる廻って、全然勝てない。お金をかけている訳ではないからまあいいっちゃいいんだが、元来負けず嫌いな性分が災いして、アツくなってくる。アツくなればなるほど、帰るのは遅くなってしまう。

 

気づけば、もうゴンドラのない時間になっていた。

どうやって帰るのか。

 

バスで下山するらしい。

 

バスはいかんでしょ。

 

数十分、山道に揺られながらMRTの駅に到着する。到着した頃には、全員車酔いで無口になっていた。自業自得だって、はっきりわかんだね。

 

こうして台湾4日目も、夜が更けるのは遅かった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>