東南アジア卒業旅行記~第6日・グッバイ台北


こんばんは、アブラハムです。日曜日にも関わらず、東京は雨が降っていました。我がDeNAベイスターズの試合も中止になってしまい、残念です。

今日も旅行記を続けていきます。

 

3月2日

 

今日が台湾の最終日だ。午後3時過ぎの飛行機で次なる目的地、クアラルンプールへと経つ。市街地からバスで1時間ほどの距離にある桃園空港まで行く必要がある。となると、午後1時前には街を出ている必要がある。

実は昨晩は、ナイトクラブへ行っていた。日本ではなかなか行く機会もなく、行く気にもならないのだが、台北のクラブは盛り上がるらしい、という話を聞きつけ、スウェーデン時代のノリを思い出し、老体(?)に鞭打ち、深夜の街に繰り出していったのだ。

 

 

台北にもモダンなビルの立ち並ぶエリアがある。台北101を中心としたエリアで、みなとみらいのような、無機質な感じがする。日本人2人はリタイアしてしまい、王くんと2人で行くこととなった。正直、旅の疲れが来ていて、クラブで踊る気分ではなかったが、せっかくの経験だ。行くだけ行ってみた。

そういうこともあり、3月2日の朝は、荷物のパッキングも億劫なくらい、疲労が溜まっていた。

 

しかし、だ。最終日ということは、台湾の友達ともまたしばらく会えなくなる。最後のランチに、繰り出す。時刻は11時を回ろうかというところ。タイムリミットはあと、2時間半。

やはり台湾に来たからには、鼎泰豊の小籠包を食べずに帰るにはいかない。

 

台北最終日

 

とはいえ、今日は3連休の最終日。鼎泰豊には長時間の待ちが出来ている。とりあえず名前だけ書く。まだお昼時には早いというのに、30分程、待たなければならないという。とりあえず周辺をぶらぶらしてみる。タクシーで来たので、ここがどこかも分からない。とりあえず台北101だけは見える。

 

台北最終日2

 

まずはお土産を買うことにする。パイナップルケーキというものをご存じだろうか。台北の名物土産。自分も名前だけは聞いたことがあったが、食べたことはなかったので、実家用に買うことにする。

 

 

こういうやつだ。果たして本当に台北でパイナップルが採れるのだろうか。南国ではあるが、熱帯のような暑さが年中続くわけではないのだが。そもそもパイナップルはどこで採れるのだろう。

お土産を買った後も、メデ公とジェフは、辺りを案内してくれる。確実に30分は過ぎている。

 

到着すると、すでに名前は呼ばれた後。無理を言って入れてもらった。席に着く。日本語を話す店員、そして日本人のウェイトレスまでいるではないか。清潔感ある店内には、見ればかなりの日本人が小籠包を頬張っている。

自分たちも頂くことにする。

 

By: T M

 

おお。これはおいしい。まず肉汁が半端ない。旨味が口の中に広がっていく。肉汁を逃がさないために、レンゲを使って食べるようになっている。おぬし、考えたな。

小籠包にもいろいろ味というか、具材があり、さまざまな味を食べる。大人数じゃないと分け分けできないからね。こういう時は大人数で良かったと思う。どれもめちゃくちゃおいしくて、時間を忘れて食べるのに熱中する。

 

食べ終わったころには12時半もまわり、すぐさま、ホステルに戻り、荷物を持ってバスターミナルへ向かわなければならない時間になっていた。美味しい小籠包の余韻に浸りながら、別れを惜しもうとしていた。

 

だが。

 

忘れてはいないだろうか。台湾人のおもてなしの心を。

 

ここで返してくれるような民族ではないのだ。彼らには彼らなりのおもてなしの方法がある。たとえ飛行機に乗り遅れようとも、食べなければならないものがまだ残っていたのだ。

 

それは、マンゴーかき氷。

先日、別の店で食べられなかったリベンジとでも言わんばかりに、マンゴーかき氷の有名店へと連れて行こうとする。これを食べないと台湾に来た意味がないかのように。

 

いや、ちょっと待て。

台湾はまたすぐに来れる距離なのだ。これまで散々予定通りに行かずに、泣く泣く諦めてきたものがあったではないか。十分の滝も見てないし、廸化街にも行ってないし、行天宮にも行っていない。何故そこだけは譲らないのか。

どれだけ主張しても、メデ公とジェフは、まるで聞く耳を持ちやしない。

挙句の果てに、ジェフは拙い英語でこう繰り返すのだ。

 

「ドントウォーリー、トラストミー!」

何がDon’t worryだよ。飛行機逃したら次の目的地どころか、その次にまで影響を及ぼしてしまう。俺はもう行くんだ、そう言い続けていた。強引だろ。もう知らん。食べる。

 

台北最終日3

 

やはり予想通り、多くの人でごった返している。またここでも待つことになるのか。これはもう終わった。まだ1ヶ国目でしかないのに、もう旅行詰んだ。はーい終わりー。

 

「なんか楽しくなってきた。これが旅行だよね。」

 

とかYくんが言い出す始末。やっぱ帰国子女は器が違うぜ。俺もカリカリせずにYくんみたいになるべきなのだろう。10分ほど待って、ようやくかき氷がやってくる。

 

台北最終日4

 

めっちゃおいしそうやん!!!

マンゴー、キラッキラしてるし!!

 

とか言うことも、頭の片隅には浮かんだが、すぐに忘却の彼方へと消えていった。ASAPでかきこむ。氷の冷たさで頭が痛い。でもそんなこと言ってられやしないのだ。I have to make it. である。

ようやく食べ終わる。

 

食べ終わるや否や、すぐにタクシーに乗り込み、ホステルへ。ここでメデ公とジェフとはお別れだ。と思っていた。

 

荷物を持ち、猛スピードでバスターミナルへと向かう。

 

するとそこには、スクーターでやってきていた、メデ公とジェフの姿が。

 

なんてことだ…なんてことだ…

 

 

バスは10分に1本出ている。普通に考えれば、本数は多いのだが、今は一刻を争う事態。その10分が俺たちの運命を決めると言っても過言ではない。時刻はもう1時を回っている。本来ならとっくにバスに乗っていなければならない時間だ。

彼らは最後の別れを惜しんでいた。

 

ジェフ「最後に写真を撮ろう。バスはまだ出発しないから。」

それはそうだ。まあ1枚くらい撮ってもいいじゃないか。2分くらいのことだ。その時はそう思っていた。皆でパシャリ。うーん、いい笑顔だ。この台湾6日間、本当に楽しかったし、台湾人のおもてなしの精神、そしておいしい料理、たくさんの思い出を作ることが出来た。ありがとう、王くん、メデ公、そしてジェフ。飛行機は間に合うかわかんないけど。

 

そしてバスに乗り込む。

はずであったが、バスのおじさんに何故か止められてしまう。

 

「もう満員だよ。次のに乗ってね。」

 

嘘…だろ…?

写真を撮っている間に乗り込んでいった人達のせいで、席が埋まってしまったのだ。

 

ジェフのバカヤロー!!!

とか言えるはずもない。

 

俺はもうここで全てを悟った。

 

もうこのまま日本へ帰ってしまおうか。

 

台湾だけでも、もう十分楽しかったじゃないか。

 

残り10日間のフライトもホステルも全部キャンセルしてしまえばいいじゃないか。

 

そう考えてしまっている、自分がいた。

 

 

とりあえず、次に来たバスに乗ってみる。時刻はすでに1時15分。出発の2時間30分前。ここからは1時間10分かかるらしい。

 

バスの中で、疲労からか爆睡してしまう。そして1時間後に起きると、もう空港についていた。

 

これはワンチャンあるぞ。

 

空港は思っていた以上に小さく、容易にチェックインカウンターを見つけることが出来た。

 

そして、チェックインクローズの10分前、無事、チェックインを完了して、出発ロビーへと向かう3人の日本人の姿が、そこにあった。

 

台北最終日5

 

空港内には陽岱鋼の自販機がある。これ、日台戦でホームラン打った時に、観客に配ってたコーラのやつだ。YOH IS GOD.が証明された瞬間である。

 

意気揚々と飛行機へと乗り込む。

 

いやはや、今日はいい1日であった。

 

短い時間しかなかったのに、おいしい小籠包も食べて、マンゴーかき氷も食べれた。マンゴーかき氷、めっちゃおいしかったし。マンゴー、甘い。

やっぱり、郷に入りては郷に従えというのは、こういうことなのだろう。最後の瞬間までおもてなしを詰め込んでくれた台湾人って、最高だわ。王くん、メデリン、ジェフ、この恩は一生忘れないよ。

 

 

と、見事な手のひら返しをしながら、台湾の地を離れていく3人であった。

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