Swing of Death / DRACULA

Swing of Death / DRACULA

 

2015年作品の第一弾レビュー。ヨルン・ランデのパワーにやられました。

 

Album : Swing of Death

Band: DRACULA

Year: 2015

Country: Norway

Genre: メロディアス・ハードロック

 

Track List

1. Hands of Your God
2. Walking on Water
3. Swing of Death
4. Masquerade Ball
5. Save Me
6. River of Tears
7. Queen of the Dead
8. Into the Dark
9. True Love Through Blood
10. Under the Gun
11. Hands of Your God (Bonus Track)

 

元Masterplanのヨルン・ランデと、元Wig Wamのティーニーを中心に結成されたプロジェクト、Draculaの1stアルバムです。ティーニーが作曲を担当していますが、Wig WamのアメリカンなHRとは全く雰囲気の違う仕上がりになっています。

そもそものコンセプトが吸血鬼であり、作品もどちらかというとダークでトラッドな雰囲気です。そして実力派(暑苦しい?)ボーカリストのヨルン・ランデが歌うとなると、かなりメタル度は高め。とは言っても、疾走曲は皆無な、どちらかというとスルメ盤的な感じです。Wig Wamのファンにとっても、Masterplanのファンにとっても、どっちつかずなアルバムという印象を与えてしまいそうですが、聴きこむとこれがクセになってくる。

 


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MVがアップされている#2は、スロー~ミドルテンポの非常にわかりやすい曲で、ハードロック的なアプローチでありながら、メタラーも悶絶する良曲。Wig Wam時代からのカッコいいリフも健在です。

 

 

シリアスなピアノから始まる#4は、民族的なメロディもはさみながら、ダークに展開していく激クサ曲です。ヨルン・ランデの表現力もすばらしい。

ハードロックっぽいクールなリフから始まる#5も、歌が始まると民族系激クサ曲に一気に変わります。女性ボーカルも大々的にフィーチャーされ、大仰なサビへ。サビメロは若干Queenっぽい。

中盤以降はダークかつクールな曲が続きます。#6も、ハードロックのノリを保ちながら、シアトリカルでダークな雰囲気は失わない、ミドルテンポの良曲。ヨルン・ランデの暑苦しさと、女性ボーカルのストレートさがいい対比になってます。ギターソロもクサい。

#7は、このアルバムのハイライトと言ってもいい、6分以上ある曲。サビに激アツのリフをもってくるあたり、ギタリストとしての主張もしっかりしてます。後半になると疾走し、1分以上あるギターソロでは弾きまくり。静と動の対比もしっかりして、ドラマチックさはかなりのものです。

インストの#9を挟み、本編の最後を飾る#10まで、ダークな雰囲気が失われず続きます。

 

ボーナストラックは、#1のバージョン違いとなっています。個人的にはこっちの方がいい気がする。笑

 


 

 

決してメタルではありません。でも、限りなくメタルに近い。そんな作品です。所々Queenっぽさもあり、ロックオペラ作品としては非常によくできていますし、民族的なクサさ、そしてシアトリカルさのある作風は、なかなか他に類似の作品を思い浮かべることはできません。ヨルン・ランデの暑苦しさを活かしているという意味では、ラッセル・アレンやソロ作品以上に素晴らしい出来かもしれません。

疾走曲にこだわりがない方、クサい音楽が好きな方にはオススメの一枚です。

 

 

アブラハム的オススメ曲 #4. Masquerade Ball, #7. Queen of the Dead

アブラハム的オススメ度 7/10 (メタラー的に)

 



 

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