Stormcrow / Cain’s Offering

Stormcrow

 

これぞフィンランド。これぞヤニ・リマタイネン。

 

Album: Stormcrow

Band: Cain’s Offering

Year: 2015

Country: Finland

Genre: メロディック・スピードメタル

 


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Track List

1. STORMCROW 
2. THE BEST OF TIMES 
3. A NIGHT TO FORGET 
4. I WILL BUILD YOU A ROME 
5. TOO TIRED TO RUN 
6. CONSTELLATION OF TEARS 
7. ANTEMORTEM 
8. MY HEART BEATS FOR NO ONE 
9. I AM LEGION 
10. RISING SUN 
11. ON THE SHORE 
12. CHILD OF THE WILD

 

元Sonata Arcticaのヤニ・リマタイネンを中心としたプロジェクトの2ndで、今作はStratovariusからティモ・コティペルト(Vo)に加え、イェンス・ヨハンソン(Key)も参加した、まさにフィンランド代表みたいなメンバー構成です。音楽性はキャッチーでストレートなメロスピですが、ソナタやストラトと比較するとシンフォニックさが強調されています。

音楽性は同じような感じではあるのですが、ソナタはトニー・カッコが作曲しているので、メロディーの質はソナタともだいぶ異なっていますし、ストラトともなんとなく違うんだけど、やっぱりフィンランドっぽいというか、クオリティはかなりのもので、ヤニはギターだけじゃないんだ、と改めて感じさせてくれる力作です。

 


 

#1から歌入りで、それもお決まりの疾走曲です。いきなりクワイアから始まり、シンフォニックなイントロが続き、否が応でも期待感が高まります。キャッチーな歌メロですし、サビは結構あっさりめながらクサい。中盤以降はミドルテンポになりますが、それがめちゃくちゃクサい。緩急が効いているなかなかの良曲です。

 

 

続く#2はデジタルなイントロから、ポップなAメロに入り、そっちか?と思わせますが、扇情的なCメロに続き、勇壮なサビメロがいい感じです。

ミドルテンポ好きの皆様、お待たせしました感満載の#3もお気に入りの一曲です。電子音的なシンセアレンジが若干のモダンさも感じさせますが、小ティモが歌うとやっぱりメロディック・メタルになりますね。笑

そして、こういうのをメロスパーは求めてるんでしょうね、ってくらいコテコテな飛翔系メロスピ#4。成瀬かな?

 

爽快キラキラメロスピって久しぶりに聴くといいですね。

 

バラードの#5を挟み、#6は再びの疾走曲です。こちらはマイナー調の北欧っぽいメロスピソングです。アルバム中最もストラトっぽい、しかもティモトルキっぽい曲で、これはファンならガッツポーズ間違いなしです。ヤニもストラトが好きなんだろうなぁ。そんで、こういう曲でヨハンソンとソロバトルしたかったんだろうなぁ、っていうメロスピキッズの夢を叶えちゃってる系のソロパートもあります。アルバムのハイライト曲。

まだまだ終わりません。続く#7は三拍子のアップテンポな展開から四拍子のサビになる、クサさ抜群の曲ですし、クサいってよりもエモい、ミドルテンポの#8と、聴きごたえのある曲が続きます。ハイトーンじゃない小ティモの声も味があって素敵ですね。どんどん展開の変わる#8のインストパートはとてもカッコいい。

そして、#9は超シンフォニックなインスト曲。フィルムメタル感溢れる壮大な曲は、アレンジが何より素晴らしいです。この曲にはTURISASのアレンジャーさんも参加されているそうで、その方の力も大きいのでしょう。目まぐるしく展開が変わる曲でありながら、長さも6分程あり、かなりの力が入った1曲です。

インスト曲でエンディング感を出しておきながら、まだまだ終わりません。#10は日本盤ボーナスかな?というような日本人の琴線を鷲掴みにする疾走曲。タイトルからして「Rising Sun」ですからね。ネイティブの方ならなかなか恥ずかしくてつけられない厨二病丸出しの名前です。曲の方もいい歳したおじさん達が集まって録音したとは思えないくらいピュアでキャッチーなメタルです。ユニゾンのソロからソロバトルへとなだれ込む感じも、往年のメロスピを彷彿とさせる、日本人はこれを待ってたんだよ!というような音楽性です。

本編最後の#11はバラードです。シメだけに湿っぽい曲です。叙情的で心に響きます。

 

日本盤ボーナストラックはこちらの#12になります。これまた日本人が大好きな疾走曲ですよ。ヤニ、分かってますね。中盤の一瞬だけ入る民族臭のあるフレーズがアクセントになってます。

 

 


 

正直、 ヨーロッパではメロスピは過去の音楽になりつつある気がするのですが、この日本のマーケットのためだけ(?)に2作目を作ってもらったヤニには感謝してもしきれません。もちろん僕も潔いほどのクサさにノックアウトされた1人です。さらに、ソナタやストラトにはないシンフォニックさも加わっていますし、疾走曲も多く、さらには無駄に長い(暴言)曲もないので、聴きやすさでは本家をはるかに上回っています。

ただ、ヤニのソロがフレーズを弾く系のものが多く、曲の一部になってしまっているようなものが多く、せっかくのテクニカルさがあんまり活かされてない気がしました。イングウェイとかSyuみたいな、手癖炸裂のギターソロももうちょっと入れてくれて良かったのになぁ。

ともあれ、今年のメロスピナンバーワン候補の作品がここで登場してきました。ここだけの話、過去作は良かったのに…みたいな他の大御所の作品とはレベルが違います。

 

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 アブラハム的オススメ度 8.5 / 10

 

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