ドラマティックを極めたプログレメタル・7選


 

私、アブラハムが愛してやまない音楽、プログレメタル。プログレの美しさ、複雑な構築、そしてアーティスティックな感性と、メタルの激しさ、大仰さを共存させた、まさに芸術的な音楽です。1990年代にDream Theaterが登場して以降、プログレメタルは一気にメタルのメインストリームの1つとなり、近年ではテクニカルメタル、Djentといったような派生的なジャンルまで存在する、非常に懐の深い音楽です。

 

しかしながら、プログレメタルの最も魅力的な部分は、やはり音楽としての美しさ、クオリティの高さ、そしてプログレメタルでしか作り得ない、シアトリカルでドラマティックな展開だと思うのです。今回ご紹介するのは、鳥肌が立つほどに美しく、ドラマティックな5つのバンドです。

 

※インストバンドは除外しました。
 

 

 

1. Dream Theater

 

プログレメタルを語る上で外すことの出来ないバンド、Dream Theater。メタル界に燦然と輝く名盤、「Images and Words」は、プログレ的な側面、メタル的な側面、そしてメンバーの実力、どれをとっても超一級品のレベルに到達しています。発売されてから20年以上経った今でも全く色褪せることのない名盤です。

特にPull Me Under、Take the Time、Under a Glass Moon、Learning To Live等は、プログレメタルのお手本というべき名曲です。

 

 

そして、Images and Words の収録曲であり、彼らの代表曲である、「Metropolis Pt.1」の続編として作られた「Metropolis Pt.2 ~Scenes from a Memory」は、アルバム1枚がコンセプトアルバムとなっています。音像こそメタルではありますが、内容はプログレッシブロックのようにゆるやかに展開する、芸術性の非常に高い1枚です。収録曲、「Dance of Eternity」は、テクニカルなインスト曲としても非常に有名です。

 

 


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※ビデオのドラムはマイク・マンジーニです

 

近年でこそ、オリジナリティの薄れたアルバムが続いていますが、クオリティの高さ、テクニカルさは相変わらずのスーパーバンドです。
 

 

 


 

 

2. Circus Maximus

 

若手No.1プログレメタルバンドは、ノルウェーのこのバンドであることは間違いないでしょう。アルバム毎に音楽性は若干異なりますが、これまでに発売された3枚のアルバムすべてが名盤という、信じられないクオリティの高さを誇ります。なにより素晴らしいのは、マイケル・エリクセンのボーカル。倍音出まくりの、癒しすらも感じるほどの美しい歌声は、この人にしか出せない天性のものです。

2ndアルバム「Isolate」は、緊張感のあるダークな雰囲気が全体を支配し、最初の1音から最後に至るまで、鳥肌立ちっぱなしのプログレメタル最強の1枚です。3rdアルバムは打って変わって、明るさや優しさをも感じる、とても穏やかなアルバムに仕上がっています。

 

 

YouTubeには、来日公演のフル版がアップされているという太っ腹ぶり。

 

活動スピードはそれほど速くないですが、これからのプログレメタルを引っ張っていくに違いないスーパーバンドです。再来日公演にも期待です。

 

 

 


 

 

3. Vanden Plas

 

Dream Theater以降のプログレメタルにおける、ヨーロッパからの解答がこのバンド。決してメジャーなバンドではありませんが、90年代から活動するドイツのベテランバンドです。ボーカルのアンディ・カンツの歌声を中心とした独自の世界観を持っていることもあり、なかなか大衆受けする作品がありませんでしたが、2010年に発売した「The Seraphic Clockwork」は、ヨーロッパらしい湿り気と、美しいピアノとシンセに彩られた、ドラマティックさでは右に出るものがいないほどの名作になりました。特に、10分を超える大作「On My Way To Jerusalem」は、涙を流さずにはいられない名曲です。

 

 

2014年と2015年に連作のコンセプトアルバムとして発表されたNetherworldは、盛り上がりこそ少ないですが、アルバムを通してドラマティックな叙情性に富んだ名盤です。

 

 

 

 


 

 

4. Orphaned Land

 

イスラエル出身の、中東の音楽とメタルを組み合わせた、独特のバンド。民族音楽、ゴシックメタル、デスメタルの感性が混じり合った作品「Mabool」は、唯一無二の世界観が広がっており、中東の強烈な旋律に心を奪われること間違いなしです。

 

 

何を隠そう、私、アブラハムもこのアルバムにかなり影響を受けて、ミニアルバム「Rebellion」を作ったくらいです。 それくらい思い入れのあるバンド。

 

 

 


 

 

5. Alhambra

 

日本だって負けてないんです。GalneryusのYuhkiさん率いるAlhambraは、日本のバンドらしいキャッチーさと、プログレメタルの美しさを兼ね備えた、世界でも戦えるクオリティを持ったバンドです。それだけじゃなくて、ギターの梶原さん、そしてベースはLight BringerのHibikiさんという実力派の演奏陣と、ジャパメタトップクラスの女性ボーカリスト、世良純子さんというラインナップ。

1stアルバム「明日への約束」、2ndアルバム「Fadista」はプログレハードっぽさもある、日本のプログレを代表する作品ですし、その後もメタル度を増したアルバムをリリースしています。

 

 

2ndは本当に名曲揃いで、僕自身何百回と聴きました。このLabyrinth、そして大作Die Walkureはファンタジックな世界観が本当に素晴らしいです。CDも長らく廃盤となっていましたが、3rdアルバム「Solitude」とともに復刻されました。10年経っても色褪せることのない名盤です。「The Earnest Trilogy」と名前が変更された3rdからは「Earnest」がMVとしても公開され、相変わらずのバカテクが冴えわたっていますね。

 

 

個人的にはHibikiさんのベースがみたいので、もっともっと積極的に活動していただきたいバンドです。

 

 

 


 

6. Early Cross

 

日本のバンドが続きます。「ランドスケープロック」の異名を持つ、日本人離れしたスケールを持つバンド。メンバーはまだ20代の若いバンドですが、その世界観はヨーロッパ、スカンディナヴィア系のバンドを聴いているかのようです。コンポーザーのHiroaki Kato氏の深い音楽への造詣が垣間見える、非常に懐の深い音楽は、穏やかなアンサンブル、女性ボーカルの声質と相まって、まさにドラマティックという言葉がふさわしいバンドです。

 

 

彼らの世界にどっぷりと漬かってください。メンバー交代はありましたが、ライブのクオリティも高く、是非、生で見てほしいバンドです。

 

 


 

 

7. Seventh Wonder

 

スウェーデン出身の若手プログレメタルバンド。2013年に、ボーカルのトミー・カレヴィックがKamelotに加入したことで一気に知名度が上がった感のあるこのバンド。それ以降新譜は出ていませんが、Kamelotに加入したのがもったいないくらい非常にクオリティの高い作品をリリースしてきています。コンセプトアルバムとなっている2ndアルバム「Mercy Falls」、そして30分以上の大作が収録され、プログレメタルとしての本気を見せつけた3rdアルバム「The Great Escape」の2枚は日本でもっと人気が出てもいいと思わせるほどに、日本人好みのサウンドです。

 

 

何気にあたらしいMVが公開されたりしているので、もしかすると近いうちに新作が出るのかもしれません!プログレメタルでありながら、かなりキャッチーなメロディーセンスを持つこのバンドは、とっつきにくさもほとんどなく、幅広いリスナーにオススメです。2014年に発売されたライブDVDは2ndアルバムをほぼ再現していて、さらにオススメです。

 

 

 


 

 

いかがでしたでしょうか。プログレメタルバンドの中でもドラマティックさに重きを置いたチョイスですが、それと同時に、全て私の大好きなバンドです。メタルは激しいだけじゃなくて、美しい音楽だということを教えてくれるバンドたちです。

 



 

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