今年もクリスマスの季節がやってきました。
人生で一度は、クリスマスを海外で過ごしてみたい、と思ったことがあるのではないでしょうか?
私は幸いなことに、スウェーデン留学中の2012年に、クリスマスをバルセロナで過ごしました。冬休みに30泊31日の超貧乏旅行を決行し、予算が少ないながらも素敵なホステルに泊まり、仲のいい友人やホステルで知り合った人たちと、思い出に残るクリスマスを過ごすことができました。
ヨーロッパのクリスマスは、賑やかでありながら、とても厳かな雰囲気が感じられます。特に、クリスマス前後には多くのお店が閉まってしまうため、場所と時間帯によっては街中でもとても静かなことがありました。
では、バルセロナの紹介をさせて頂きます。
ゴシック地区
旧市街・ゴシック地区は、スペインの中でもかなり古い街並みで、とても細い路地に、歴史的な建造物が立ち並ぶ、とても神秘的な地区です。夜になると、イルミネーションが美しい、とてもロマンチックな街にもなります。
カテドラル
ゴシック地区にはいくつか大きな建物がありますが、このカテドラルも非常に目立つ美しい建物です。建物自体はとても古いのですが、尖塔だけは比較的新しく、19世紀に追加されたもので、さらに美しさを際立たせます。
内部は非常に厳かで、非常に高い天井が印象的な教会でした。日本のお寺と同じように、教会も似たようなものが多いのですが、やはりどこに行っても神聖な空気を感じます。
バルセロナ市庁舎
この日は市庁舎に偉い人が来ていたようで、多くの人が詰めかけて、旗を振っていました。
その旗はカタルーニャの州旗です。この地域の人々は独立心が強く、スペインからの独立を強く求めているため、スペイン国旗よりもこの州旗をよく見かけました。観光スポットに行っても、カタルーニャ語とスペイン語が併記されていたりして、とても驚きました。
パブロ・ピカソ美術館
ゴシック地区には、有名なピカソ美術館もあります。それほど大きい建物ではないですが、歴史的な建物で、とても重厚感のある出で立ちでした。残念ながら休館日だったので、是非開館日を調べて訪れてください。
カガネル人形
ゴシック地区のお土産屋さんで見かけたものなのですが、この人形、何をしているかというと、皆、トイレをしているんです。カタルーニャ地方のお守りみたいなもので、年末になると一気に売り出され、翌年の幸運を呼ぶということです。近年では、様々な人にトイレをさせる、かなりユーモラスな人形が多いみたいです。
ゴシック地区以外にも、たくさんの見どころがあります。クリスマスシーズン、最も賑わっているのは、なんといっても市場です。クリスマスのごちそうのための買い出し、そして年末になるとお店も本格的に閉まってしまいますので、新鮮な食材を求めて市場に向かいます。
ボケリア市場
バルセロナの大通り、ランブラス通りに面して、ボケリア市場(サン・ジョセップ市場)があります。立地がいいので、ものすごい混みっぷりですが、その賑わいを楽しめます。
夜のランブラス通り
この写真は少し自信がないのですが、ランブラス通りだと思います。立派なクリスマスツリーが歩道に出て、通りをずーっとイルミネーションが照らしています。ヨーロッパでは、このようなライトが街中に溢れていて、通りによって飾りが違ったりします。ヨーロッパの人々の、クリスマスへの思いの強さが感じられる光景です。
マジック・ファウンテン
市街地から少し外れたところにある、国立博物館の近くには、とても大きな噴水があります。クリスマス前になると、このように噴水のイルミネーションが行われます。写真ではあまり伝わらないかもしれませんが、これがものすごい迫力で、クリスマスの思い出になること間違いなし、なイベントになっています。
国立博物館のライトアップ
国立博物館と、その前にある噴水もライトアップされ、こちらもとても綺麗です。最寄りの地下鉄の駅からは、ずっと噴水が続いていて、それが若干バブリーな感じもして、それはそれで異国情緒があります。
いかがでしたでしょうか。バルセロナは100万人以上の人口を抱える大都市なので、決して小さな街ではありません。規模的には京都と同じくらいでしょうか。街中に観光スポットがあるので、全ての観光スポットを1日で訪れることは不可能に近いのかな、と思います。
私たちも4日程滞在しましたが、行きたいところを全て廻れた訳ではありません。外から見ているだけ、ということも多かったので、全てのスポットに入ったり、ショッピングの街でもあるので、バルセロナを味わいつくそうと思うのであれば、1週間くらいは必要になる、という感じです。
1日の日記では書ききれませんでしたので、次は、ガウディ建築を中心に紹介をしたいと思います。
クリスマスは、バルセロナで。Pt.2 ~ガウディ建築とモンジュイックの丘~
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