A Time Never Come / Secret Sphere (再録版情報も…)

A Time Never Come / Secret Sphere

 

Secret Sphere の伝説の2ndアルバム、A Time Never Come。レビューをする日がやってきました。

 

Band: Secret Sphere

Album: A Time Never Come

Year: 2001

Country: Italy

Genre: Melodic Speed Metal (メロディック・スピード・メタル)

 

Track List

1. Gate Of Wisdom
2. Legend
3. Under The Flag Of Mary Read
4. The Brave
5. Emotions
6. Oblivion
7. Lady Of Silence
8. The Mistery Of Love
9. Paganini's Nightmare (Theme From Caprice#5)
10. Lost Land Of Lyoness (Japanese Bonus)
11. Ascension
12. Hamelin
13. Dr.Faustus

 

イタリアが誇るメロスピバンドの2ndアルバム。以前紹介した1stがクサメタルの名盤ならば、この2ndはメロスピの名盤と言っていいでしょう。日本盤と輸入盤で曲順が若干違います。

参考:  アブラハム的名盤紹介 ~ Mistress of the Shadowlight

 

1stアルバムで、一気にイタリアンメタルの第一線にのし上がったこのバンドですが、とは言っても、イタリアの両翼、Rhapsody (of Fire) Labyrinth にはクオリティ的には及ばないかな、という印象を受けました。そのSecret Sphereが、この2ndアルバムで、ただのメロスピバンドじゃない、独自の色を出すことに成功した、バンドとしても意義深い1枚であります。

このバンドの特徴は、やはりアルド・ロノビレの作るメロディアスな曲と(クレジットでは全員の共作になっていますが)、ラモン・メッシーナの繊細な、いわば「メロスピらしい」ボーカルにあります。それに加え、このアルバムは、疾走一辺倒ではなく、プログレッシブさ、アレンジの美しさも兼ね備えた完成度の高さが、まさに名盤たる所以です。

シンフォニック・メタルという括りに入るシンフォニックなアレンジも魅力的なのですが、このバンドは勇壮さ、クラシカルさよりも、メッシーナの歌声と相まって、幻想的な雰囲気を描き出していますね。


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#2は、誰もが口を揃えて名曲だという、Legend。ピアノに始まり、緊張感のあるイントロから、一気に畳みかけるAメロ、そして、ドラマチックで燃えるようなアツさのあるサビ。ギターソロもテクニカルでかっこいい。メロスピとは、かくあるべし、というお手本のような1曲です。

 

 

#3は、Secret Sphereの魅力が凝縮された1曲。シンフォニックなアレンジ、そしてそれと対比するメタリックなギターリフ。疾走感のあるパート、穏やかなパートと目まぐるしく展開を変えながら、美しいサビへと流れ込みます。プログレのような劇的な起伏のある曲です。

“Until the end before my farewell, under the flag of Mary read…” の繰り返しが幻想的。

#4も、目まぐるしく展開する、Secret Sphereらしい曲。この激しさと美しさが同居する絶妙なアレンジは、奇跡としか言いようがない。Legendに次ぐ名曲と絶賛する人も多いです。

“All men die, but not too many of them live actually…”のパートがしびれます。印象的な歌詞も多い。

 

アコースティックギターが美しい、幻想的なインスト#5に続く#6は、このアルバムの中で最もシンフォニックな曲。サビのコーラスを含め、全体を通した勇壮な雰囲気は、どことなくBlind Guardianを彷彿とさせ、このバンドのバックグラウンドが垣間見えます。

#7は、ミドルテンポのカッコいい曲。ハードロック感とシンフォニックさを、高い次元で組み合わせた、非常に魅力的な曲。メッシーナもフラフラながら、だいぶ頑張ってます。

#8は、幻想的なバラード。この世界観こそ、まさにSecret Sphereの魅力。繊細なメッシーナの歌声が、この曲の雰囲気とぴったり合っています。そして、サビの”The mystery of love~”の美しさ。鳥肌間違いなしです。スケールの大きなギターソロもいい。こんなソロ、作ってみたいなぁ。

#9は、パガニーニの超絶技巧練習曲をモチーフにしたインスト。まさに超絶技巧なフレーズのオンパレードで、テクニックの高さを見せつけます。

#10は、クラシカルなイントロから始まる疾走曲。アルバム内で最もアグレッシブな1曲。途中でリズムが変わり、プログレメタルのような緊張感とドラマチックさもあります。これがボーナストラックとか。

ドリーミーなインスト#11を挟み、#12は三連符の曲。三連符の曲って、勇壮になりがちなんですが、ここでもSecret Sphereらしい雰囲気を保っていて、かなり不思議な魅力のある曲。インストパートのシンフォニックさ、そして#8にも通じる、スケール感のあるギターソロ。すごいよ…

そして最後を飾る#13は、ゲーテの戯曲、「ファウスト」をモチーフにした、哲学的な曲。この曲に至っては、完全にプログレメタルをやってます。メロスピバンドがこれほどまでにクオリティの高いプログレメタルをやってしまったら…と脱帽せずにはいられません。

 


 

シンフォニックさ、メロディアスさ、そしてプログレメタルに通じるドラマチックさ。

この3つが相まって、独自のSecret Sphereワールドを作り出しています。

 

 

ボーカルが変わった際に、現メンバーでの再録の噂がありましたが、ついにこれも現実のものとなりそうです。先日、公式Facebookページで、CDの発売をにおわせる投稿がありました。

 

 

来年の来日公演に向けて、再びSecret Sphere人気が高まってきていますが、楽しみに待ちましょう!

 



 

来日情報も、こちらの記事からどうぞ!

Secret Sphere 来日公演決定

Secret Sphere 来日公演、チケット発売中

 

 

A Time Never Come / Secret Sphere (再録版情報も…)」への2件のフィードバック

  1. ピンバック: Secret Sphere 来日公演チケット販売中!! | アブラハム2ndのメタル×英語.com

  2. ピンバック: 2015年1月 Secret Sphere 来日公演決定! | アブラハム2ndのメタル×英語.com

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