A Time Never Come (2015 Edition) / Secret Sphere

A Time Never Come 2015

 

ずっと楽しみにしていた作品がリリースされました!伝説の名盤の輝きが、再び。

 

Album: A Time Never Come (2015 Edition)

Band: Secret Sphere

Year: 2015

Country: Italy

Genre: シンフォニック・スピード・メタル

 

Track List

1. Gate of Wisdom
2. Legend
3. Under the Flag of Mary Read
4. The Brave
5. Emotions
6. Oblivion
7. Lady of Silence
8. The Mystery of Love
9. Paganini's Nightmare
10. Hamelin
11. Ascension
12. Dr.Fausts
13. Lie to Me (Live Version)
14. Wish & Steadiness

 

2001年にリリースされた、Secret Sphereによる2ndの再録盤です。当時からのメンバーはギターのアルド・ロノビレと、ベースのアンドレアのみとなり、ボーカルにはご存知、ミケーレ・ルッピを迎えたことで、もはや異なるバンドの音になっています。

さらに、今アルバムから、ドラムがマルコ・ラザリーニに代わり、前作「Portrait Of Dying Heart」からも音が若干変わっています。そういうこともあって、再録の噂からかなりの時間が経ってのリリースとなったのでしょうか(確か前作リリースより前に再録盤が出るとかいう噂もあったような…)。

 


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Today we want to give a warm Welcome to Marco Lazzarini as the Official drummer of Secret Sphere. He was behind the drumkit for almost all of 2014 and the latest japan tour, so welcome to our ranks bro!

Posted by Secret Sphere on 2015年3月17日

 

正式メンバーとなったのは今月。来日公演でもタイトな演奏を見せていました。

 

アルバムは、主にシンセアレンジやボーカルのコーラスワークなんかがオリジナル盤とは大きく異なっていて、ただ単に再録しただけではなく、かなり新鮮な作品になっています。

 

 

 


 

 

#1のインストは、長さもアレンジも全く異なり、かなりシンフォニックになりました。続く#2「Legend」は、イントロからシンセが大きく変わりました。ミケーレ・ルッピのボーカルはめちゃくちゃ魅力的ですね。最初からルッピが歌ってたんじゃないか、ってくらいに歌いこなしていて、全く違和感がありません。ギターソロは2012年バージョンとほぼ同じ。

#3は比較的原曲通りですが、#4はシンセによるオーケストラアレンジから始まり、最初、あれ?この曲なんだっけ?ってなりました。この曲って、かなりキーが高くて、ラモン・メッシーナはかなり頑張っていた記憶がありますが、ルッピは非常に伸びやかに歌いこなしていて、つくづく凄いボーカリストだなぁ、と思わされます…

#5のインストを挟み、#6もアレンジがかなり変わりました。ブラガーっぽいな、って思ってた原曲の面影はほとんどなく、ストリングス+ウィンド系のシンフォニックアレンジに代わり、ボーカルもルッピらしさが溢れた歌いまわしに変わっていて、ジャーマンメタルっぽさは全くありません。

そして#7の「Lady of Silence」。来日公演でも演奏されましたが、ルッピの艶っぽい歌声が全面に押し出され、アレンジを含め普遍的なバラード感が強まりました。ギターソロもだいぶ変わり、さらにテクニカルになりました。

#8、#9は原曲に近いアレンジ。シンフォニックさが増してます。

#10がHamelinです。オリジナルの日本盤はここにボーナストラックが入っていたので、印象がだいぶ違います。曲自体はシンフォニックさが増したアレンジになっています。ギターソロは前の方が好きだったかな。笑

#11にAscencionがきて、本編最後を飾るのは、Dr.Fausts。原曲はプログレメタル感の強い曲でしたが、新ドラマー、マルコも手数の多いプレイを見せてくれます。シンフォニックさもかなり増し、中盤のキーボードソロ、ギターソロではともに弾きまくってます。サビでは、ルッピが優しく歌ったり、激しく歌ったりと、よりドラマティックになってます。この辺の強弱のつけ方も、ルッピならではですね。終わり方もだいぶ変わってて、かなりクオリティが上がったなぁ、という印象を受けました。

 

ボーナストラックは「Portrait of a Dying Heart」に収録されている2曲です。音質はそんなによくないですが、ライブでもめちゃくちゃうまい。ギターの方のマルコも歌ってます。

 


 

 

オリジナル盤は、音作りにやや物足りなさがあり、さらに15年経ったことで、若干古臭さも感じられるようになってましたが、再録されたことで、2015年の音になっていると感じました。とは言え、ArchetypeやPortrait of a Dying Heartのミックスがとても好きだったので、今回のミックス・マスタリングには若干の物足りなさがあります。なんか軽くなった気がする。

 

曲がいいのはもうみなさんご存知の通りですし、かなりの制作期間があったので、再録盤にありがちな残念さは皆無です。やっぱりルッピはうまいなぁ、と思いましたし、このメンバーの音もかなりいいと思える作品になっています。特にルッピのファンの方にとっては、ここまでメタル度の高い楽曲を楽しめるのは初めてではないでしょうか。

 

オリジナル盤と再録盤、ウォークマンでどっちを聴くかと言われれば、難しいところですね。2ndの頃は、メッシーナも音程そんなに外してないので、かなり聴きやすさもありますし、ギターソロやシンセアレンジも、オリジナル盤の方がよく練られているような印象もあります。なにより、あの頃にあった、絶妙なコードワークみたいなのが薄れて、かなり普遍さが増しているので、好みが分かれそう…

 

 

 

アブラハム的オススメ度 8/10

 



 

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