月別アーカイブ: 2014年3月

本門寺・桜満開!

池上本門寺・桜

 

こんばんは、アブラハムです。

昨日で卒業旅行記の台湾編が終わったので、今日はちょっとお休みを。その代わりという訳ではないんですが、今日は大田区・池上にある、池上本門寺に行ってきたので、その写真をあげていこうと思います。

 

都心から少し離れてますし、靖国神社や明治神宮のような、桜の名所、って感じではないような気もしますが、こじんまりしている分、まわりやすいスポットなのかな、と感じました。

それだけじゃなくて、本門寺は非常に由緒あるお寺で、お参りも一緒に出来るので、個人的にはとてもいい場所だな、という風に思っています。

 

 

東急池上線で池上駅まで行きます。池上線は3両しかないローカルな路線で、下町感が凄くいい感じです。池上線はこんな感じの電車です。

 

 

ローカルな雰囲気は駅の外にも広がっています。小さな商店街があり、それなりに多くの人でにぎわっていました。池上が他の街と違うのは、やはり本門寺があるので、和菓子屋さんが多い、ということでしょうか。

 

本門寺通りを駅から5分ほど歩くと、本門寺が見えてきます。境内には階段があり、その上に本堂があるので、遠目には少し神秘的な感じに見えます。夜になるとちょっと怖そう。

 

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門をくぐります。

 

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

 

階段の両側に桜が植えられています。ちょうど満開といったところ、若干葉桜になりかけているものもありましたが、凄く映えます。

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東南アジア卒業旅行記~第6日・グッバイ台北

こんばんは、アブラハムです。日曜日にも関わらず、東京は雨が降っていました。我がDeNAベイスターズの試合も中止になってしまい、残念です。

今日も旅行記を続けていきます。

 

3月2日

 

今日が台湾の最終日だ。午後3時過ぎの飛行機で次なる目的地、クアラルンプールへと経つ。市街地からバスで1時間ほどの距離にある桃園空港まで行く必要がある。となると、午後1時前には街を出ている必要がある。

実は昨晩は、ナイトクラブへ行っていた。日本ではなかなか行く機会もなく、行く気にもならないのだが、台北のクラブは盛り上がるらしい、という話を聞きつけ、スウェーデン時代のノリを思い出し、老体(?)に鞭打ち、深夜の街に繰り出していったのだ。

 

 

台北にもモダンなビルの立ち並ぶエリアがある。台北101を中心としたエリアで、みなとみらいのような、無機質な感じがする。日本人2人はリタイアしてしまい、王くんと2人で行くこととなった。正直、旅の疲れが来ていて、クラブで踊る気分ではなかったが、せっかくの経験だ。行くだけ行ってみた。

そういうこともあり、3月2日の朝は、荷物のパッキングも億劫なくらい、疲労が溜まっていた。

 

しかし、だ。最終日ということは、台湾の友達ともまたしばらく会えなくなる。最後のランチに、繰り出す。時刻は11時を回ろうかというところ。タイムリミットはあと、2時間半。

やはり台湾に来たからには、鼎泰豊の小籠包を食べずに帰るにはいかない。

 

台北最終日

 

とはいえ、今日は3連休の最終日。鼎泰豊には長時間の待ちが出来ている。とりあえず名前だけ書く。まだお昼時には早いというのに、30分程、待たなければならないという。とりあえず周辺をぶらぶらしてみる。タクシーで来たので、ここがどこかも分からない。とりあえず台北101だけは見える。

 

台北最終日2

 

まずはお土産を買うことにする。パイナップルケーキというものをご存じだろうか。台北の名物土産。自分も名前だけは聞いたことがあったが、食べたことはなかったので、実家用に買うことにする。

 

 

こういうやつだ。果たして本当に台北でパイナップルが採れるのだろうか。南国ではあるが、熱帯のような暑さが年中続くわけではないのだが。そもそもパイナップルはどこで採れるのだろう。

お土産を買った後も、メデ公とジェフは、辺りを案内してくれる。確実に30分は過ぎている。

 

到着すると、すでに名前は呼ばれた後。無理を言って入れてもらった。席に着く。日本語を話す店員、そして日本人のウェイトレスまでいるではないか。清潔感ある店内には、見ればかなりの日本人が小籠包を頬張っている。

自分たちも頂くことにする。

 

By: T M

 

おお。これはおいしい。まず肉汁が半端ない。旨味が口の中に広がっていく。肉汁を逃がさないために、レンゲを使って食べるようになっている。おぬし、考えたな。

小籠包にもいろいろ味というか、具材があり、さまざまな味を食べる。大人数じゃないと分け分けできないからね。こういう時は大人数で良かったと思う。どれもめちゃくちゃおいしくて、時間を忘れて食べるのに熱中する。

 

食べ終わったころには12時半もまわり、すぐさま、ホステルに戻り、荷物を持ってバスターミナルへ向かわなければならない時間になっていた。美味しい小籠包の余韻に浸りながら、別れを惜しもうとしていた。

 

だが。

 

忘れてはいないだろうか。台湾人のおもてなしの心を。

 

ここで返してくれるような民族ではないのだ。彼らには彼らなりのおもてなしの方法がある。たとえ飛行機に乗り遅れようとも、食べなければならないものがまだ残っていたのだ。

 

それは、マンゴーかき氷。

先日、別の店で食べられなかったリベンジとでも言わんばかりに、マンゴーかき氷の有名店へと連れて行こうとする。これを食べないと台湾に来た意味がないかのように。

 

いや、ちょっと待て。

台湾はまたすぐに来れる距離なのだ。これまで散々予定通りに行かずに、泣く泣く諦めてきたものがあったではないか。十分の滝も見てないし、廸化街にも行ってないし、行天宮にも行っていない。何故そこだけは譲らないのか。

どれだけ主張しても、メデ公とジェフは、まるで聞く耳を持ちやしない。

挙句の果てに、ジェフは拙い英語でこう繰り返すのだ。

 

「ドントウォーリー、トラストミー!」

何がDon’t worryだよ。飛行機逃したら次の目的地どころか、その次にまで影響を及ぼしてしまう。俺はもう行くんだ、そう言い続けていた。強引だろ。もう知らん。食べる。

 

台北最終日3

 

やはり予想通り、多くの人でごった返している。またここでも待つことになるのか。これはもう終わった。まだ1ヶ国目でしかないのに、もう旅行詰んだ。はーい終わりー。

 

「なんか楽しくなってきた。これが旅行だよね。」

 

とかYくんが言い出す始末。やっぱ帰国子女は器が違うぜ。俺もカリカリせずにYくんみたいになるべきなのだろう。10分ほど待って、ようやくかき氷がやってくる。

 

台北最終日4

 

めっちゃおいしそうやん!!!

マンゴー、キラッキラしてるし!!

 

とか言うことも、頭の片隅には浮かんだが、すぐに忘却の彼方へと消えていった。ASAPでかきこむ。氷の冷たさで頭が痛い。でもそんなこと言ってられやしないのだ。I have to make it. である。

ようやく食べ終わる。

 

食べ終わるや否や、すぐにタクシーに乗り込み、ホステルへ。ここでメデ公とジェフとはお別れだ。と思っていた。

 

荷物を持ち、猛スピードでバスターミナルへと向かう。

 

するとそこには、スクーターでやってきていた、メデ公とジェフの姿が。

 

なんてことだ…なんてことだ…

 

 

バスは10分に1本出ている。普通に考えれば、本数は多いのだが、今は一刻を争う事態。その10分が俺たちの運命を決めると言っても過言ではない。時刻はもう1時を回っている。本来ならとっくにバスに乗っていなければならない時間だ。

彼らは最後の別れを惜しんでいた。

 

ジェフ「最後に写真を撮ろう。バスはまだ出発しないから。」

それはそうだ。まあ1枚くらい撮ってもいいじゃないか。2分くらいのことだ。その時はそう思っていた。皆でパシャリ。うーん、いい笑顔だ。この台湾6日間、本当に楽しかったし、台湾人のおもてなしの精神、そしておいしい料理、たくさんの思い出を作ることが出来た。ありがとう、王くん、メデ公、そしてジェフ。飛行機は間に合うかわかんないけど。

 

そしてバスに乗り込む。

はずであったが、バスのおじさんに何故か止められてしまう。

 

「もう満員だよ。次のに乗ってね。」

 

嘘…だろ…?

写真を撮っている間に乗り込んでいった人達のせいで、席が埋まってしまったのだ。

 

ジェフのバカヤロー!!!

とか言えるはずもない。

 

俺はもうここで全てを悟った。

 

もうこのまま日本へ帰ってしまおうか。

 

台湾だけでも、もう十分楽しかったじゃないか。

 

残り10日間のフライトもホステルも全部キャンセルしてしまえばいいじゃないか。

 

そう考えてしまっている、自分がいた。

 

 

とりあえず、次に来たバスに乗ってみる。時刻はすでに1時15分。出発の2時間30分前。ここからは1時間10分かかるらしい。

 

バスの中で、疲労からか爆睡してしまう。そして1時間後に起きると、もう空港についていた。

 

これはワンチャンあるぞ。

 

空港は思っていた以上に小さく、容易にチェックインカウンターを見つけることが出来た。

 

そして、チェックインクローズの10分前、無事、チェックインを完了して、出発ロビーへと向かう3人の日本人の姿が、そこにあった。

 

台北最終日5

 

空港内には陽岱鋼の自販機がある。これ、日台戦でホームラン打った時に、観客に配ってたコーラのやつだ。YOH IS GOD.が証明された瞬間である。

 

意気揚々と飛行機へと乗り込む。

 

いやはや、今日はいい1日であった。

 

短い時間しかなかったのに、おいしい小籠包も食べて、マンゴーかき氷も食べれた。マンゴーかき氷、めっちゃおいしかったし。マンゴー、甘い。

やっぱり、郷に入りては郷に従えというのは、こういうことなのだろう。最後の瞬間までおもてなしを詰め込んでくれた台湾人って、最高だわ。王くん、メデリン、ジェフ、この恩は一生忘れないよ。

 

 

と、見事な手のひら返しをしながら、台湾の地を離れていく3人であった。

東南アジア卒業旅行記~第5日・台北・九份

 

こんばんは、アブラハムです。今日は就職前の最後の週末で、都心へ仕事関連の買い物に行ってきました。週末の銀座は人がすごかった…

 

さて、旅行記です。台湾編も佳境に差し掛かってきました。

3月1日

 

日帰りで郊外へ出かけることにする。日本人御用達の観光地、九份だ。「千と千尋の神隠し」のモデルとなったと噂の街でもあり、ノスタルジックな雰囲気のある、階段と炭鉱の街。

台北駅から電車で20分程で最寄りの駅まで辿り着く。まだ9時過ぎだというのに凄い人だ。なるほど、今日は3連休の中日。これは嫌な予感がしてきた…

 

九分1

 

駅を出るとそこは活気のある街。駅前の通りには屋台が顔を出している。なるほど、ここはベッドタウンであると同時に、週末には九份観光の足場として栄えているのだ。さて、ここからどうやって行くのだろう。そう考えると、長蛇の列が目に飛び込んでくる。

タクシー待ちの長蛇の列が出来ている。

なんてことだ。バスならともかく、タクシーですらこれほどまでに待たなければならないのか。九份は、台湾人にとっても、中国本土人にとっても人気の観光地なのだ。日付感覚がなくなった俺は、全くそんなこと考慮に入れずに予定を立ててしまっていた…

仕方ないから待つことにする。この時点で、当初の予定にあった十分は泣く泣く諦めることになる。台湾は再び訪れることの出来る距離だから、それほど焦る必要はないのだ。そう自分に言い聞かせる。

 

今日も日本人3人、台湾人3人であったのだが、無事タクシーに乗ることが出来た。メデ公が謎のコミュ力を発揮する。前のカップルに話をつけて2人滑り込ませるとかいう荒業。しかも、じゃんけんで負けたやつ2人がカップルと乗るとかいう罰ゲームつき。お前らカップルやねんから2人で乗れや。

無事じゃんけんに勝ったから、いいとしよう。

 

山道をぐんぐん登っていくと、九份に辿り着く。タクシーから降りると、すぐに階段が続いている。元気があるうちにどんどん登っていこう。

 

九分2

 

しばらく行くと、どんどん階段が賑やかになってきて、両側にお店が所狭しと並んでくる。とりあえず、一同は昼ご飯を食べる。九份来るのに時間かかっちゃったからね。

 

 

九分5

 

おそらく一番有名であろうレストランでランチ。何が有名かというと、提灯で飾られた外観が有名なのである。中からじゃ見えないじゃん。

 

九分4

 

なかなかのお値段がするレストランだけあって、日本人も多く、そして、日本語を話すウェイトレスも多い。そして味付けもどこか日本っぽい。これまで食べてきた台湾料理とは一線を画すものである。

レストラン内から外観を見ることはできなかったが、雄大な風景は眺めることが出来た。

 

九分3

 

決して天気のいい日ではなかったのだが、なんとか海まで見渡すことが出来た。まるで瀬戸内海に来ているかのような景色。こうやって他のものに例えるのはやめるべきなのだろうか。

 

九分6

 

店を出て、隣のレストランの入り口までお邪魔する。なるほど、これはノスタルジック。夜になると提灯の明かりがより幻想的な雰囲気を作り出す。それに伴って日本人も増えていく。らしい。

 

路地を外れる。山の斜面に謎の建築物が立ち並ぶ。

 

九分7

 

不思議に思い、メデ公に聞くと、これらはお墓なのだそうだ。一族全員が入るお墓だから、家のようになっている、とかなんとか。なんとも言えない異様な雰囲気だけは感じることが出来た。

階段へと戻る。人が多くなければ、登りきるのにそれ程時間はかからないのだろうが、人にもみくちゃにされ、思ったように進めない。そうこうしている間に、どんどん天気は悪くなっていく。登り切った先に何があるのかはよくわからなかったが、とりあえず進む。

ここにも長蛇の列が出来ている。

 

九分8

 

その正体は、芋圓というスイーツ。また、金時豆的な甘い豆が大量に投下されている。温かいものと氷の入った冷たいもがあって、王くん曰く、冷たいものが元祖らしい。

まあまあイケるやん。

そんなに並ぶほどか?とは思うが、せっかく観光しに来てるのだ、並ぶのも思い出の1つだ。ということにしておく。

そうしている間にもどんどんガスってきて、視界がほぼゼロになってしまう。ポルトガルのシントラ以来の何も見えないやつ。あの時とは違って1人じゃないから、まあそれはそれで楽しくなってくるけど。

 

九分9

 

せっかくなので野良猫を撮っておいた。

どうせ何も見えないし、そろそろ帰るかー、という気分になっていると、何やら王くんがそわそわしている。何かと聞くと、女の子の友達がわざわざ市内から九份まで遊びに来てくれるらしいのだ。いい加減、この台湾人のフットワークの軽さはなんなんだよ。

てな訳で、何も見えない九份で足止めを食らうこととなる。ここで俺のイライラが高まっていく。そもそもなんでこんなアクセス悪いとこにわざわざ友達を呼びつけるのか。市内でいいじゃん、市内で。しかもこんだけ人がいたら落ちあえるのも落ちあえなくなるだろ。もっと計画性というものを身につけろ、計画性というものを。

案の定、見つからない。

王くんが1人歩き回る。その間、俺はひたすらお土産を見る。なかなか魅力的なお土産が多い。お茶、工芸品、お面。日本にあるものとは一味違い、どれも購買意欲をそそってくる。

そうやって気を紛らわすものの、やっぱりイライラは収まらない。どんなやつなんだよ。

 

ようやく見つけることが出来たのは、1時間ぐらいしてから。

 

 

めっちゃかわいい。

化粧っ気は全くないのに、鼻筋が通っていて、目も二重で、なんというか、凄いイケメン。ウィニーちゃんというそうだ。

 

九分10

 

来てもらってなんなんだが、何も見えないのですぐ下山する。麓にある、かつての映画館に立ち寄ってみる。小さい頃に行った、京都の東宝の映画館を思い出す。ドラえもんの映画見たなぁ。

 

帰りも帰りでものすごい混みようである。ここで、再びメデ公が謎のコミュ力を発揮する。普通のワゴン車の運ちゃんと交渉しているのだ。一応タクシーではあるようだが、完全に不認可のやつ。ぼく、異国の地で人身売買とかされたくないんですけど。

とか思ってる間に交渉成立させてやがる。7人乗れるサイズとかいう、超すぐれもの。

法外な値段も吹っかけられることもなく、無事に駅に着く。気が付けばもう夕方だ。そのまま市内へ戻る。なんてのんびりした1日なんだ。まるで日本にいるみたいな、そんな気分になってきた。

 

台北夜1

 

市内に戻ってくると、どうしても士林夜市だけには行っておくべきだと、メデ公からの説得を受ける。もう夜市いっぱい行ったじゃん。

 

台北夜2

 

ぶつぶつ言いながらも、いざ行くと、この賑わいと、異国情緒あふれる雰囲気に否が応でもテンションが上がってしまう。どうやら台湾人のノリが身についてきたようだ。ただ、士林夜市は、群を抜いて人が多い。

そして、ここでは、恐れていた「ヤツ」をついに口にすることになる…

 

台北夜3

 

コイツだ。臭豆腐だ。

毎日毎日、夜市に行くたびに、鼻につく匂いで日本人を困らせてきたこいつ。台湾に来たからには、こいつを避けて通ることは出来ないらしい。いざ、勝負。

 

口に入れた瞬間は、なんとかイケる。しかし、噛むと汁が出てきて、その汁が臭いのだ。鼻に抜けてくる。その匂いで吐きそうになる。でも飲み込めない。うーんこの。

吐くまいと必死にこらえる。涙が出てくる。どうした、男泣きなんてまだ早いぞ、俺。

 

1切れを食べるのに3分くらいかかってしまった。

もう二度と食わんわ。揚げてあるし、決して体にいいから食べている訳でもないらしいし。根本が納豆とは違う。納豆は体にいいだけ、メリットがあるというものだが。

 

士林周辺はかなりの繁華街である。夜市を出ると、ショッピングエリアの方へと歩いていく。3連休の中日ということもあり、本当にすごい人出だった。

この日も結局1日中、歩き回ることになった。ウィニーちゃんに会えただけ、よしとしよう。

東南アジア卒業旅行記~第4日・台北・猫空

 

こんばんは、アブラハムです。先日、大学の卒業式がありました。いざ卒業となると名残惜しいですが、前を向いて生きていきたいです。

間があいてしまいましたが、旅行記を続けていきます…

 

2月28日

台北の朝は、早い。前日は深夜に至る長丁場だったのに、8時には目を覚ます。そそくさとホステルの朝食を頂き、早速街へ繰り出す。朝食付きのホステルを選んで正解だった。

 

台北16

 

台北駅は広い。地下にも地上にも複雑に広がっている。まるで戦犯・東急線を抱えた渋谷駅のようだ。MRTへ着くのにも一苦労だ。さらに、いつにも増して人が多い。

2月28日は、台湾人にとっては祝日であり、特別な日である。戦後間もなく、台湾で起きた騒乱で、知識人を中心に多くの命が失われた日。どの国にとっても暗い歴史はあるし、忘れてはならない記憶がある。

 

台北17

 

一同は市内中心部にある二二八記念公園へと向かう。右派政党がフライヤー配りに勤しんでいる。外国人である自分たちにとってはのどかな祝日なのかもしれないが、彼らにとっては大事な1日であるのだろう。

 

台北18

 

ブラスバンドの演奏に耳を傾ける。多くの人が同じように音楽を聴いていた。優しい音楽が続く。

 

台北19

 

程近くにある総統府へと歩く。つい最近、車が総統府に突っ込むという事件が起こったらしく、この日は多くの警察官が記念公園と総統府の周りで警備をしていた。総統府は本当に立派な建物だ。東洋で最も立派な西洋風建築ではないだろうか。レンガの赤が青空に映える。2月28日は本当にいい天気だった。

 

台北20

 

この日は台北の市街地、大事なところを訪れる一日。次の目的地は龍山寺。淡水で行ったところと同じ神様が祀られているはず。話によると、武将・関羽を中心に様々な神様が祀られているということで、幅広いご利益があるそうだ。

 

台北21

 

謎の提灯が置かれている。この下でお祈りをすれば、健康に過ごせるとかなんとか。長蛇の列が出来ている。正直安っぽい見た目なんだが…いやいや、信仰心というものが大事なんだろう。しっかり日本人代表としてお祈りしておいたのでご安心なく。

 

台北22

 

祝日であることも相まって、非常に多くの人出がある。古くからの台湾の廟は、日本のお寺のように広大でもなく、信仰のためだけに来ている人が多いようだ。老若男女を問わず、お香をあげている。

 

昼ご飯を食べる。古そうな、趣のあるような食堂。レストランとは呼べないところ。いろんな料理が出てくるし、どれもおいしい。

 

台北23

 

店の名前的にお粥が有名なのだろうか。この外観で有名店らしい。きっと庶民の味なんだろう。お会計はメデ公とその彼氏のジェフが払ってくれた。いい人たちだ。

ただここで言っておく。ジェフ、この男はかなりの曲者だ。

 

台北24

 

この龍山寺周辺の地区が、元々の市街地であるらしく、古い建物が並んでいて、台湾らしいというか、アジアらしいというか、そんな異国情緒溢れる街並みが続いている。戦前・戦後の日本も、こんな感じの街並みだったのだろうか。もしそうなら、一度住んでみたいと思う。殺風景な東京よりもずっと味がある。

 

台北25

 

この古い建物を利用したエリアがる。剥皮寮というエリア。

 

台北26

 

先進ファッションや台北の歴史を紹介する展示コーナーや、ちょっとしたカフェがあり、静かで落ち着く雰囲気。

 

台北27

 

愛を語り合うカップルもいるではないか。やっぱりここはそういうところなのかもしれない。

 

一通り落ち着いたところで、スイーツを食べに行く。台北はかき氷が有名らしい。

 

台北28

 

てな訳で来てしまった。マンゴーのかき氷は知っていたが、どこかヘルシーな香りのするかき氷である。そしてなんと、俺の天敵、金時豆が入っているではないか!!実は、金時豆が苦手な食べ物トップ5の一角を占めているのであります…

台湾人の手前、食べない訳にもいかず、食べる。金時豆をよけながら。わざわざ豆をかき氷の上に載せる必要があるのかないのかは定かではないが、決してミスマッチ感はない。白玉がおいしい。この発想はなかなかいい。

かき氷で一息ついたところで、もう1つの台北マストスポットへ。

 

台北29

 

そう、故宮博物館。世界四大博物館の1つとして数えられているとかなんとか、話には聞いたことがある。要するに中華帝国から持ってきた財宝の数々が展示されている博物館である。これがなければ毛沢東に全部やられてしまうところだったわけで、この点においては国民党のグッジョブだと言える。2月28日に考えることではないが。

館内は撮影禁止。ドゥイブチー。

我々が想像するであろう中国文化の全てが展示されていると言っても過言ではない。広すぎて、数時間で見て回るような代物ではない。その点ではルーブル美術館や大英博物館と肩を並べるものであるし、1国の展示品だけでこれだけやってしまうのだから、やっぱり中華帝国が世界一だったことも想像に難くない。

ちなみに、この故宮博物館は小さな山を背にするように建てられている。何故かというと、共産党が侵攻してきて美術品を奪っていくかもしれないからだ。山奥深くに隠すことで時間稼ぎになるらしい。だから、実際に展示されているものも、本土から持ち出したものの一部に過ぎない、というのがもっぱらの噂である。。。

 

そして一同は夕食を食べるために台湾を縦断する。

猫空という、ゴンドラでしか辿り着くことのできない秘境へ。お茶の生産地であるらしく、元来は夕食に適した場所ではないらしいのだが、近年は夜景を楽しめるおしゃれな観光スポットとして台湾人の注目を集めているらしい。言っておく、函館の方がきれいだ。

 

台北30

 

個人的にはメデ公が彼氏と夜景を楽しむためにチョイスしたのではないかと考えている。ちょっと卑屈になってきた。

ちなみに断っておくが、メデ公は留学中に最も仲が良かった外国人であり、だからこそ愛をこめてディスっている訳であって、決して個人的恨みがあったりする訳ではないことを、ここで表明しておく。

 

猫空2

 

猫空料理、という訳ではないが、かなり味付けもあっさり目であり、レストラン自体が高級なこともあって、日本人も満足すること間違いなしなレストランであった。ちなみに店員さんも若くてかわいらしい子が多いぞ。ただレストランの名前は忘れたぞ。

 

猫空3

 

夕食後には立派な夜景をバックに、猫空特産のお茶を頂く。

 

猫空4

 

ここで今日の台湾の謎ポイントが到来してしまう。ひたすらお茶葉が多いのだ。日本のお茶を想像して頂いても分かると思うが、ティーバッグ1つで何リットルもお茶が作れてしまう、そんな感じなのだ。

個人的には1杯飲めば十分なのだが、ここでジェフの暴走が始まる。

カップを空けるやいなや、つぎ足してくるではないか!!その優しさ、俺は必要としてない!!しかもお湯がなくなると、店員さんにどんどん頼んでいく。これは今日も帰れないフラグ…

とか思っていると、いつの間にかメデ公がお店からトランプを借りてきている。まさか。

おしゃれなお店、おしゃれな夜景の中、トランプをしてしまうのである…

 

なんと贅沢なことだ。

異国の地で、何十分、いや1時間以上かけて地下鉄とゴンドラを乗り継ぎ、猫空というおしゃれスポットで、素敵な夜景を見に来たはずなのだ。そんなキラキラしたムードの中で、スウェーデンの思い出、自分たちの将来のこと、そして日本と台湾のこれからについて、ロマン溢れる話をするはずではなかったのか。

よりによってなぜ大富豪は世界共通なのか。

1ラウンドが割と長いではないか。

お茶を飲み過ぎるとトイレが近くなるではないか。

 

そういった雑念が頭をぐるぐる廻って、全然勝てない。お金をかけている訳ではないからまあいいっちゃいいんだが、元来負けず嫌いな性分が災いして、アツくなってくる。アツくなればなるほど、帰るのは遅くなってしまう。

 

気づけば、もうゴンドラのない時間になっていた。

どうやって帰るのか。

 

バスで下山するらしい。

 

バスはいかんでしょ。

 

数十分、山道に揺られながらMRTの駅に到着する。到着した頃には、全員車酔いで無口になっていた。自業自得だって、はっきりわかんだね。

 

こうして台湾4日目も、夜が更けるのは遅かった。

東南アジア卒業旅行記~第3日・台北その2

 

こんばんは、アブラハムです。ここ数日、台湾の学生運動のニュースをよく耳にします。台湾にも政党政治があって、野党・民進党側の学生が、与党・国民党が中国本土と結んだ「サービス協定」に対して反抗し、議会を占拠する、という行為に出ているそうです。

個人的には、台湾人の民族アイデンティティはどこにあるのか、非常に気になっています。ただ、政党政治が行われていることも、自分は知らなかったので、この分野に関しては勉強不足でした…

 

おカタい話はそれくらいにしておいて、旅行記の続きにしましょう。前回の投稿では、高雄を離れて台北へ行き、そこから日帰りで淡水に行ってきた話をしました。そのあとの話。

 

MRT淡水線は、地上を走る。窓からの眺めは非常に興味深い。乱雑に建つビル。決して新しく、清潔とは言えない街並みが続き、まさにAsian Chaosとはこういうものなのだ、と思わせてくれる。この国にはまだまだ、成長の余地が残されている。人々はどのような暮らしをしているのだろうか、この国はどのような政策をとっていくのか。

4時過ぎには市内に戻り、チェックインをして、夕食までしばらく散策をする。台北駅の周辺には、20世紀の香りが色濃く残っている。そんな街中に、立派な近代建築が点在している。これらもやはり日本統治時代のものなのだろうか。

 

台北2

 

そのペインティングは、近代美術館なのだろうが、ちょっと違和感を禁じ得ない。ただもう、3日目にもなると、ちょっとしたことには動じない精神力が身についてくる。

 

台北3

 

駅から程近くに、静かな公園がある。逸仙公園というそうだ。

 

台北4

 

ここには、純日本建築が残されている。小さな建物ではあるが、この静かな佇まいは、日本人にしか作り得ない。ここは確かに、かつて日本であったのだ。そして今でも、それを保存している人々がいる。なんと素晴らしく、誇らしいことなのだろう。日台友好。

 

台北5

 

庭園は割と中華風。観光客も少なく、心静まる公園で一行はしばらくのんびりする。自分たちが都会の中心にいることを忘れてしまいそうになる。

そして、台北人の誇り、台北101エリアへと向かう。

 

台北6

 

でかい。横浜ランドマークタワーを遥かに超える高さ。この高さへの追求が、台湾人の上昇志向の一端を表しているのかもしれない。上を向いて生きる人間は、強い。

 

台北7

 

行きたかったのはここ。戦前からある軍人の住居を再利用したおしゃれスポット。一言で言うと、レトロ。開発の波に飲まれることなく存在し続け、前時代的な趣深さを残している。

 

台北8

 

人々は歴史の上に生きている。その歴史を感じることで、人々は感銘を受け、そして新たな歴史を生み出していくのだ。何もかもをアップデートしていくのがいい訳ではなく、歴史を残し、その枠組みの中で生きていくことも、幸せなことなのかもしれない。

 

台北9

 

建物のうち何軒かは、カフェやアトリエが入っていた。残りは、本当に廃墟のようだ。それはそれで、ノスタルジックな感傷へと誘ってくれる、非常に味わい深いエリアではないか。奥にそびえる台北101との対比が、この台湾という国を表しているような気がした。

一向は、夕食へ向かう。ここでも、留学時代の友人と再開する。

 

台北10

 

メデちゃんとリヴェンデルちゃん。2人とも名前呼びづらいんや。もっとまともなイングリッシュネームつけてくれ。

火鍋を頂く。台北では人気のお店らしい。わざわざ台湾まで来て、四川料理かよ、と思うなかれ。メデちゃん曰く、台湾の火鍋は本場のものから独自の進化を遂げ、より美味しいものになっているということだ。四川に行ったことがないから確かめようがない。

おいしい。辛いスープと辛くないスープ。一度に2度の味を楽しむというのは、なかなか贅沢なことではないか。そして人気店だけあり、味もしっかりしているし、店内にも高級感が溢れている。これが台北上流階級の暮らし。

 

台北11

 

正直、留学をするアジア人は、総じて金持ちなのだ。日本ほど物価が高くない国々出身であるにも関わらず、留学先では彼らの購買力に非常に衝撃を受けた。その人々が本国へ戻れば、それはそれは目に余るものがある。そして、東南アジア特有のおもてなしの文化が、彼らの中には息づいている。金遣いが半端ないし、いいもの食べて、いいところに住んでいると感じる。

決して豊かではない自分が、大学の授業料を免除され、奨学金ももらい、留学に行かせてもらったというのは、本当に恵まれたことだと思うし、今現在、アジアでそれが出来るのは日本人だけだということは揺るぎない事実だ。自分は、この国と、必死に働いてきてくれた先人達に、本当に感謝しなければならない。日々そう感じるし、海外に行けば、そのことがなおさら強く感じられる。

だからこそ、自分は人並み以上に努力をしなければならないし、後世の日本人にもその暮らしをしてもらえるような努力をしていかなければならない。

店を出る。まだまだ台湾の夜は終わらない。

 

台北12

 

一風堂を見つける。台湾ではデートでラーメンを食べに行くらしい。ラーメンが美化されているではないか。汚らしい店内で汗をかきながら食べるのが日本流だと、個人的には思っている。一風堂のマーケティングには目を見張るものがある。

 

中山地区からバスに揺られ、向かったのは陽明山という、市内にある小さな山。夜景が有名なスポットらしい。スウェーデン人の友達曰く、アジア人はひたすら高いところに登らせたがるそうなのだが、それは事実であった。

その道中、文化の違いを感じる出来事に出会う。

 

台北13

 

ゴミ収集は集積場に置くのではなく、トラックが来ると住民がこぞって出しにいくというのだ。日本システムの地域もあるらしいとのことだが、この地域は学生街で若い女の子たちが一斉にゴミを持って出てくるのは異様な光景であった。

 

台北14

 

そして陽明山からの眺め。なるほど、なかなか美麗な景色。地平線の果てまで明かり灯る台北が大都会であることは、疑いようもない。陽明山には大学があり、この眺めもキャンパスからの景色なのであるが、同じく丘の上にある我が母校とは天と地ほどの差があるではないか。いったいどういうことだ。そして漏れなくカップルもたくさんいる。

なんということだ…

一同はそそくさと下山する。山の上は風が強い。

そろそろ11時も回り、いい時間なのだが、決して台湾人はおもてなしの手を緩めようとはしない(過去の記事参照)。若者の街、西門町へと連れて行ってくれるという。

 

台北15

 

一部では台湾の原宿と言われているそうだ。確かに人通りも多く、さらに言えば若者が多い。自分が受けた印象としては、「台湾の渋谷・センター街」といったところか。

ここでも屋台が軒を連ねており、メデちゃんを筆頭とし、我々日本人をおもてなしてくる。俺たちの体型を見ろよ。お前らと違って、そんなに胃がでかくないんだよ(暴言)、と言いたくなるところだが、厚意を無下にすることは出来ない。必死に食べる。

ファッションショップも12時くらいまでは開いているようで、台湾人のライフスタイルというのは、本当に信じがたい。だからこそ、こんなに夜が遅くても、街が賑やかなのか。眠らない街・台北。

 

1時を目前にして、ようやくメデ公が俺たちを解放してくれる。メデ公は徒歩圏内に住んでいるとか抜かしやがる。俺らはこれからまだ電車に乗って帰らなあかんのやぞ。なめんとんのかおんどれは。

とか言えるはずもなく、疲労と睡魔に襲われながら、長い1日をなんとか終えるのであった。

 

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