2014年は皆さんにとってどんな年だったでしょうか。大きなところでいくと、ソチオリンピックがあり、サッカーのブラジルW杯がありました。
メタル界では、若手のバンドがどんどん存在感を増してきた1年だったのではないかと思っています。そんな中から、アブラハムの琴線に触れた8枚をご紹介します。
メロハーの枠を超える!全てのロックファンにオススメの作品が登場
1. Framework / Work of Art
スウェーデンのAORバンドの3rdアルバム。厳密にはメタルではありませんが、爽やかでありながら切ないメロディーのオンパレードです。メロディー派リスナーには是非聴いてほしい一枚。
2. The Heart of the Matter / Triosphere
スウェーデン出身のメロディックメタルバンドの3rdアルバム。ドラマティックな楽曲が続くハイテンションなアルバムで、イーダ嬢の扇情力のある歌声がさらにテンションを高めます。
3. The Re-Arrival / Deadlock
ドイツのメロデスバンドのベストアルバム。4thアルバム「Wolves」から6thアルバム「Bizarro World」の楽曲を中心に再録され、さらには新曲も3曲程度収録された、彼らのキャリアの一区切りとなる作品でした。特にDeadlockのメロディアスな部分が強調された選曲で、サビーネ嬢の魅力が存分に引き出されています。
4. Chronicles of the Immortals – Netherworld (Path One)
ドイツ出身のベテランプログレメタルバンドの作品。次回作との2枚組コンセプトアルバムの1枚目。2作目と比べると地味な印象はありますが、前作の名盤「Seraphic Clockwise」 の世界観を引き継いだドラマティックでプログレッシブな作品に仕上がりました。
5. The Pagan Manifest / Elvenking
イタリアンクサメタル界の雄として活躍するElvenkingの8thアルバム。アルバム毎に音楽性が変わったりしつつも、今作はメロスピとして非常に質の高い作品となりました。特に#5の「Moonbeam Stone Circle」は個人的には2014年のベストクサメタルソングですね。
6. VETELGYUS / Galneryus
日本が誇るメロスピバンドの9thアルバム。メタルバンドの中ではかなりリリースのペースが速いバンドですが、毎回それなりのクオリティの作品を出していますね。タイトルトラックのインストも、新しいガルネリの姿を感じさせる、非常に良い楽曲です。
7. Babymetal / Babymetal
2014年はこのアルバムがリリースされたことで、メタル界にとって記憶すべき1年になったのかもしれません。ある意味伝説のバンド(グループ)となったBabymetalの記念すべき1stアルバムです。
8. Chain Reaction / Distorted Harmony
イスラエル出身のプログレメタルバンドの2ndアルバム。メジャーレーベルと契約することなく、実力だけで一躍知名度を上げた、非常に稀有なバンドです。プログレッシブな変拍子もさることながら、儚げな歌声とメロディーが彼らの最大の魅力です。
2014年は中堅どころのバンドと脂ののったベテランバンドの活躍が目覚ましい1年でした。